携帯の買い替えという搾取事業
週末、とうとう友人がiphone seを買った。
私たちは6年前、だいたい同じ頃にiphone6を買った。それから6年間、ずっとiphone6を使っている。
私はちょうど在庫処分の頃で、ラッキーなことに5万円引きでauから買うことになった。プランも6年前にしてはかなり条件の良い、au&2年縛り&月々3千円&7GB/月 というものだった。
2年後、3千円も払ってられないと思ったわたしは格安simを探したが、iPhone6はsimロックがかかっており解除できない最後の端末で、その当時この端末が契約のできる格安sim会社はmineo(マイネオ)だけだった。それで毎月5GB/1500円という金額に落ち着いて、4年ほど使った今は満足している。
それが、そろそろ機種変しなければ本当にやばくなってきた。
設定を開くのでさえ時間がかかるし、ラインでもそう。固まる。
もう潮時で、聞けばこの先一生ずっとiphone 6を持ち続けることはできなくて、いつかアプリが開けなくなってくる、ということらしい。恐ろしい。
それにしても、友人の姪は12万円もする最新のiphoneを持っているらしく、それを私たちのように6年も使ったりはしないだろうから、日本という国は一体どうなっているんだろうと思う。
わたしは携帯をハードに使う方じゃないから、2万くらいの端末が妥当かなと思う反面、12万する端末を普通に持つのって自己肯定感が高いからできるのではと思ったり。(この素晴らしい端末を普通に持つのに値する人間なんだという感じ?)
色々考えた。
ただ、やはり私たちは資本主義経済の中の歯車の一つであり、搾取される側の消費者という立場であり、消費者として支えているのは莫大な利益を貪る大企業なのだと思うとなんだかやりきれない。
ビックカメラに行けば、simフリーのiphoneであっても、とりあえずドコモを契約しろと勧められる。そうすれば2万円割引がもらえると。そしてその後格安simに戻ればいい、そんな説明をされる。非常にめんどくさい。
結論、わたしもiphoneを変えるが、これまで使っていたマイネオを継続、本体はアップルストアで買うことにした。
一番安い買い方ではないし、高い方だと思うけど、よくわからない企業にお金や実績をこれ以上落としたくない、そう思った。このクレイジーな、乗り換えすれば2年毎に新しい端末が手に入るという錬金術に加担しないためでもある。
はあ。